青い空はポケットの中に(はてな版)

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ポール・マッカートニーがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

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 2013年11月21日、ポール・マッカートニー東京ドーム公演の最終日に行ってきた。

 多くのメディアで報道されているように「ビートルズの曲を多数演奏する」と聞くと、既に一線を退いた人のような印象を受けてしまうが、そこはポール、かつてビートルズやウイングスで活躍したロック・レジェンドによる懐メロ大会なんてことは全くなく、71歳のロッカーによる現役感漂うライブがそこにはあった。

 ポールとバンドメンバーがステージ上に姿を現し、耳慣れたイントロから「Eight Days A Week」の歌い出しが聴こえてくると、思わず目頭が熱くなる。ヘフナーのバイオリンベースをはじめ多彩な楽器を操り、茶目っ気たっぷりな仕草を見せながらステージ上を縦横無尽に動き回るその姿はまさに、天性のエンターテイナーそのもの。

 「次は、ジョンのためです」と捧げた「Here Today」や、ジョンのように歌ってみせたジョン作の「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」、もはや定番となっているジョージ作の「Something」(最近は前半ウクレレの弾き語り、後半バンドアレンジになっているのがまた感涙もの)などが曲目に組み込まれているように、この人は亡きメンバーの分まで背負って現役で在り続けることを宿命づけられているとすら思えてくる。

 ヒット曲、有名曲ばかりの彼のこと、すべての人が満足するセットリストは極めて難しいものだが、それでも「Blackbird」の弾き語りは心に沁み渡り、「Hey Jude」では会場全体が一体となって合唱に参加し、「Live And Let Die」のど派手な爆発演出を目の当たりにし、そして大好きな「Another Day」まで歌ってくれて、もう言うことはなかった。

 アンコールの最後に「また会いましょう。元気でね!」と日本語でメッセージを発し、颯爽とステージを去っていくポール。これからの活躍に期待しつつ、再び彼に会える日を楽しみに待つことにしたい。


《セットリスト》
01. Eight Days A Week
02. Save Us
03. All My Loving
04. Listen To What The Man Said
05. Let Me Roll It
06. Paperback Writer
07. My Valentine
08. Nineteen Hundred And Eighty-Five
09. The Long And Winding Road
10. Maybe I’m Amazed
11. Things We Said Today
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. And I Love Her
15. Blackbird
16. Here Today
17. New
18. Queenie Eye
19. Lady Madonna
20. All Together Now
21. Lovely Rita
22. Everybody Out There
23. Eleanor Rigby
24. Being For The Benefit Of Mr. Kite!
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da
27. Band On The Run
28. Back In The U.S.S.R.
29. Let It Be
30. Live And Let Die
31. Hey Jude
―――――Encore 1―――――
32. Day Tripper
33. Hi, Hi, Hi
34. Get Back
―――――Encore 2―――――
35. Yesterday
36. Helter Skelter
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End


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